Nishida's diary

トリニータを中心にいろんな試合を。

【日本代表】W杯開幕前に読んでおきたい本〈書籍〉

さーて、金曜日にはもう開幕ってのに自国の代表がクソすぎて盛り上がりに欠けるなぁ……でもどうせなら楽しみたい!って人は多いはず。実際ワタクシもそう。W杯前後は特に書籍も充実してくるので、そこに乗っかってソンはないかな、という事で何冊かご紹介。

 

本を選ぶにあたり、まずなぜハリルホジッチ監督は解任されなければならなかったのか?どういう戦いをしたかったのか?から始まり、これまでの代表ってどんなだったか?今の戦術のトレンドは?などを知るという観点で選んでみました。多分W杯が終わったあとに代表の顛末についてや、上記の内容を踏まえた面白い本がまた出るはず。楽しみだけどとりあえずはW杯前に、ということで。

 

 

 砕かれたハリルホジッチ・プラン

著者:五百蔵容
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まずはハリルホジッチ監督の解任により、4年間の積み上げがなくなった日本代表。ハリルホジッチがやりたかった事はなんぞや?というのは結局分からずじまいだが、そのヒントになる1冊。

日本代表でやりたかった「戦術」やコンセプトを図解を交えて分かりやすく記すとこから、代名詞となった「デュエル」や「縦に早い」といった言葉の意味、今の日本代表や協会、メディアなどが抱える問題にも触れた名著。最後の霜田正浩氏(現山口監督)の章だけでも一読の価値がある。これを読まずして今の代表は語れない。

 

 

日本代表戦術アナライズ

著者:西部謙司
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上記の「砕かれたハリルホジッチ・プラン」では、ハリルホジッチ監督を中心にした話なので、これまでの代表の流れはあくまでも補助としての役割。オフト時代からの代表の"最後の"試合を中心にどんなコンセプトでサッカーをやりたかったか、というのはこの本で補いました。西部さんの書籍は読みやすいので、こちらから読むのもありかも。代表の4年間は続けど、次の4年には繋がらない。ここ数ヵ月で露になった醜態の予兆はずっと昔からあったんだな、と。また、日本代表の日本化とは何かの考察も面白かった。

 


モダンサッカーの教科書 イタリア新世代コーチが教える未来のサッカー

著者:レナート・バルディ、片野道郎
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2008年の無敵艦隊スペインやバルセロナが平たく言えば「パスサッカー」で、勝利を重ね戦術は新たな局面を迎えた。そして鬼才、ペップ・グアルディオラが率いたバルセロナバイエルン(特に後者)は新たな試みが多くあった……そこから早10年。グアルディオラの頭の中にあったものが「ポジショナルプレー」「5レーン理論」「可変システム」などの言葉を通して今、触れる事ができる。

監督たちの頭の中ではどういう局面が想定されていて、どんなリスク管理をしているのか。まだ読み終えてないのでなんとも言えませんが、グラぽさんがまとめているのでそちらを是非。

 

  

 footballista 2018 RUSSIA WORLD CUP GUIDEBOOK

出版:ソルメディア
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海外のサッカーについて知るならfootballista。月刊誌で、各国リーグのレポートやコラム、インタビューなど日本のサッカー雑誌で一番内容が濃い雑誌が発行するワールドカップの選手名鑑。日程や放送、選手の情報だけでなく、ピルロの大会展望や審判の名鑑、キャンプ地からスタジアムの距離など様々な「知りたい!」に答えてくれる1冊。名鑑で迷ったらこれにすれば間違いない……!

 footballistaのHPにも面白いコラムがたくさんあるのでそちらも覗いてください。

 

 

多分これで今回のハリルホジッチ監督の解任騒動の問題点、日本代表の現在地が分かるようになるはず。また、今の世界のサッカーはどんなのかも知るとワールドカップはもっと楽しめる!と思います。

 

以上!