【大分】勝手にトリニータアウォーズ2019〈チーム編①〉
みなさんお久しぶりでございます。
夏場から更新をサボりにサボりまくってたので超久々の更新。いやぁ、ズボラしたなぁ……
そんなことはさておき、シーズン総括です。
まずは勝手にトリニータアウォーズ。いろんな賞を考えるのが面倒だったのでジェイさんの記事を元手にしました。面白いのでみんな読んでね。
目次
それじゃ、いってみよう!
ベストゴール
岩田智輝(第21節 vs鳥栖)
ダービーで逆転となるゴールの価値もそうだが、あの時間帯、被カウンターになりかけた場面で即時回収から逆足でのコントロールショット。完璧~!
生え抜きが決めるってのもエモい。
次点
後藤優介(第29節 vs浦和)
前回は3-0からひっくり返されて負けた埼スタ。なんならマグノの「大分は死んでない」のあのクラブ史に残るゴールで勝って以降未勝利の埼スタで、クラブ生え抜きの西川周作が守るゴールを生え抜きのごっちゃんがロスタイムに決めちゃう。出来すぎです。うちはこういうストーリー性が強い背景があると印象に残る試合をやりがち。だからトリサポは辞められん。
現地で観てましたが「最高!」の一言。あの埼スタが静まり返った中で歌った使者は人生の宝です。一生大事にする。
※なんで次点のが長いんだよ!ってツッコミは受け付けません
ベストゲーム
第3節 vs横浜FM
「大分旋風」を巻き起こした上半期の中でも強く狙いがハマった試合がこれ。
J2上がりでまだ他クラブが「ま、あれはJ2だったからできたんでしょ?」と大分に対して対策よりも自分たちの良さを全面に出してくる事が多かったのも背景にあるが、横浜FMの構造を叩いて大分の強みを全面に出せた。
横浜FMの偽SBに対して大分は3センターで内側を切って相手アンカーの喜田拓也を前田凌佑がマンマークで自由にさせず。ボールを持ってはサイドでCBを絡めて分厚く攻める。ここから藤本憲明が2点取って勝ち。ビルドアップではDFラインの身体の向きで相手の4バックが左右に振り回されて本当に痛快だった。
J1に大分あり、と知らしめるゲームだったのでベストゲームです。
トリニータレコード大賞
クソッタレが原動力/強
選手発信でオフィシャルが乗っかる。最高の形だと思う。プロモーションもスポンサードも「共に」という気持ちがあれば全く聞かない曲調でも伝わるし響く。トリニータ公式も今在籍していない選手でもこれまでの4年をギュッと詰めた写真のチョイスで本当に素晴らしかった。
また来年も強さんのスタジアムライブとかあればいいな、素敵な関係が続けば良いなと思います。
心臓/中村慎吾
ガチサポーターの中村慎吾さんのこれも外せない。地元で活躍する方って掛け値なしで応援したくなるのはユースっ子のそれと同じ。クラブ側となにかタイアップとかがあればなぁ……
技能賞
三平和司(第26節 vs湘南)
シュートの時にチョンと横にずらして相手の股抜きしてGKの逆取ってのゴール。大好き。まだ坊主だった頃の三平はサイドの人間魚雷だっただけにすごく上手くなった。京都よありがとう。そしてJ3も経験した彼がJ1で技術で出し抜いてのゴール。いくつになっても成長よ。すんばらしい。
敢闘賞
高木駿
カテゴリーが上がってよりキツいコースだったり予想外のタイミングだったりしただろうが、リーグ6位の失点数の少なさを達成。DF陣の頑張りもあったが、最後の砦として奮闘した。またビルドアップではCBのようにプレー。相手の前プレを混乱させる事と前線の人数を増やす事をJ1でも両立させた。そしてリーグ戦フルタイム出場。来年も屋台骨の一角として頑張ってほしい。
殊勲賞
小林成豪
ちょっと出てガッと点取って怪我ったドリブラー。今期は7試合出場で内5試合がベンチスタート。2ゴールと燻った印象もあるがその2ゴールはどっちもスーペルな一撃。停滞感が出てきた夏場以降で待望論がいくつ出てきたことか。本当にインパクトに残る1年。来年はぜひ敢闘賞を狙ってほしい。
vs神戸戦
vs浦和戦
スーペルゴラッソ!!!
功労選手賞
丸谷拓也
「勝負しなければならない」
2018年、不退転の覚悟で挑んだ2度目のトリニータへの移籍は、それまでのレンタルではなく完全でのものだった。昨年は主力としてプレーし、影のMVPと呼ばれるほどチームの屋台骨としてJ1昇格の原動力となった。そんな彼がまさかまさかの引退。早すぎる。
しかし、トリニータ復帰2年目の勝負で他のボランチたちを押し退けて継続的に試合に出場できなかった事から、大きな決断をしたのだろう。
今年はルヴァン杯をメインに出場したが、そこでもボランチとしてより右CBとして出場する機会のが多かった印象。昨年はスクランブルで右CBをこなしたが、バタついたり徳島戦で退場したりとほろ苦い思い出が。しかし今年はポジショニングの上手さだけでなく、攻め上がりのタイミングから思いきりの良さを感じられていただけに、本職のボランチ起用をされた時、どんな変化を見せてくれるのかがとても楽しみにしていたが……
こんなプレー見せといて、もう見れないの!?
最終節終了後のセレモニーで本人がプロサッカー選手としての人生を振り返りで家族への感謝を述べている時に、言葉に詰まってたのにはもらい泣きしてしまいそうになった。優しい人柄が滲み出たシーンだったと思う。
マルと共に過ごした4年間は本当に山あり谷あり。プレーオフにシーズンホーム未勝利、主力としてJ1昇格の立役者に、最後は余裕をもって残留を決めた。目立つプレイヤーだけが上手い選手ではなく、目立つプレイヤーを引き立てる名脇役がいるからより輝ける。チームに一人居るだけで本当に心強い存在でした。ありがとう。丸谷拓也のこれからの人生にたくさんの幸せがありますように。
新人王
長谷川雄志
ここ数年の新卒選手では群を抜いてた長谷川。ルヴァン杯で頭角を表すとメキメキと成長した。元々のウリである両利きで左右に散らせる上手さと中盤で闘える強さだけでなく、ゲームのなかで「剥がす」プレーも増えた。本当に大卒か?ってくらい落ち着いてる。もっともっと上手くなればピルロっぽくなりそう。たぶん夏場は日焼けしないで赤くなるタイプ。
MIP
伊藤涼太郎
昨年水戸で2桁得点をマーク。期待された今期は開幕こそスタメン出場を果たしたが、リーグ戦4試合144分とベンチ入りすらままならない結果に。しかし天皇杯で奮起。鹿屋体大戦、広島戦と連続でゴールを決めた。
本人的には滅茶苦茶不本意なシーズンだったはずだが、夏場で腐らず結果で応えた。逆境に燃える選手は大好きです。
一番印象に残ってるのはホームでの鹿島戦。出場こそなかったが、ハーフタイムに一番にピッチに出て三平とパス→ターンの練習や無回転ミドルの練習をしていた。「俺が出たら流れを変えられるぞ!」って強い意思を感じた。目の前の90分だけが選手の価値ではなく、そこに向けた日々の努力って本当に本当に大切だと思う。まだ21歳の彼の背中から「プロとはなにか」を感じた。来年もまた青いユニで、ピッチでその勇姿をみたい。
MVP
岩田智輝
大分旋風のキーマンとして、対戦相手が一番手を焼いたであろう選手。WBの松本怜とサイドでタッグを組み、大外からのマイナスクロス、内側低めの位置からダイナミックなクロス。時にはカットインしてシュートと右サイドが大分の攻撃の強みになっていた。
守っては対人の強さを生かして封殺。背後を取られてもわりとボール回収や相手を遅らせたり、時にはイニエスタにキレたりと守備でも大きく貢献した。
コパ・アメリカではトリニータから久しぶりのA代表として出場するなど、明るい話題も提供してくれた。来年はオリンピック代表として大きな期待がかかる。やっぱり智輝がナンバーワン!
次回はチーム振り返り、総括編!
掴んだもの、物足りなかったもの。1年間どうだったよ?って所感。お楽しみに!
写真はトリニータ公式HPより