Nishida's diary

トリニータを中心にいろんな試合を。

【大分】2019年シーズンレビュー Go!Forward!〈選手編① ~GK編~〉

あけましておめでとうございます。

昨年はやろうやろうと気持ちばかりで筆が進まなかった年でしたので今年はなるだけ記事を配信できればな、という気持ちはあります。気持ちね。

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さてさて。新体制発表まであと少し。去就もだいぶきまってきました。積み上げを信じてサポートするのみ。と、その前に去年の選手個人の印象とかを振り返ります。第1弾はGK編。

 

1.高木駿

34試合 3060分(フルタイム出場)

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アゴナガスタグラムな人。

リーグ戦フル出場。開幕の阿道への浮き球パスでJ1でやれる自信を掴んだ。ビルドアップ時にCBのようにプレーしたことが注目されたが、ビッグセーブでも魅せてくれた。至近距離からのシュートストップ、ミドルレンジからの不意討ち……J1だとよりピンチは増えたがDF陣と共になんとか踏ん張った。

セーブをみてるとどれもちゃんと身体を伸ばしてセーブできてる場面が多い印象。タイミングを外されても喰らいつけてたのは足の運びとかが上手いんだろうな、と。良いセーブは良い準備から。丁寧。

そして今季は昨年よりWBにボールを付けるのが上手くなった。タッチラインを割らずにライン際に出すのは難しい。それも浮き球で。開幕の阿道へのパスみたいにダイレクトでサイドにつけるのではなくワンバウンドさせて付けるのが増えたからだと感じる。

ここまで書いてると安定感あって抜け目のない雰囲気だが、バックパスをキャッチしてヤベッ!ってなったり、お子さんが産まれた試合でオウンゴールしたり……そういうおちゃめなとこも(失点しなければ)すき。

来年はもっともっとチャレンジして中央に速くて低いパスとかやってほしい。高木ならできるし、高木じゃないとチャレンジできない事。俺たちの高木駿。今年も頼んだぞ!

 

21.小島亨介

0試合 0分

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Hカップの余韻でざわついてた人。

大卒ルーキーで年代別の正GKがまっさか昇格組のチームなんかに……来ちゃってた。めっちゃびっくりで期待されていた。が、ルヴァン杯で出場も、リーグ戦では高木の牙城を崩せず。どちらかと言えば苦しいシーズンだった。

出場したルヴァン杯ではセービング能力の高さと足下の不安の両方が見えた。

セービングでは高木同様、足の運びが上手くちゃんと伸びきってセーブしたり、プレジャンプが小さいため見切りしちゃう場面もなかった。名古屋戦では古巣相手に大学の同期である相馬勇紀に決められた場面。シュートスピード、コース共に良く決められてしまったが、プレジャンプで片足を残す→足の運びでボールとのギャップ埋める→身体を伸ばしてセーブへと動けててプロってすげぇ!ってなった。並のGKならプレジャンプのタイミングを外されて見送りパターンだったはず。

一方で足下はまだまだ発展途上。本人の加入時のコメントにも「足りないところを伸ばすために来た」ってのがあったように、左足で近くの味方を探して出すまでの判断が遅く、右足はおもちゃ気味。相手に左足側のコースを消されたら出し所に困っていた様子に見えた。

判断や足下については、大分のDF陣を見てもわかる通りプロになってからでも絶対に伸びるので、20代後半の一番脂の乗った時に良いパフォーマンスができればいいんです。大分はGK王国だからそこらまで見込んで取ったはず。まずは今年、新潟でスタメン取ってポテンシャルを見せつけてほしい。

 

22.ムン キョンゴン

0試合 0分

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キムサランて誰や!ってシーズン前になった人。

リーグ戦終盤でベンチ入りが増えるも、リーグ・カップ戦を含め唯一の出場機会がないGKになってしまった。そのためプレーはわからない。終盤でベンチ入りが増えたのはポープのレンタル満了や小島の足下等を加味したら……というやや消極的な理由っぽいのかな、とか思ってしまった。

ピッチ外では積極的に選手に絡んでいってるようで、三平や伊佐から弄られて後藤や長谷川を弄ってるのをみると日本語でのコミュニケーションがしっかりできてるんだろうな、ちゃんと話してモノにしてるんだな、と。高卒で隣国とはいえ海外に来てプロ選手として働くって想像以上に大変なはず。来年こそはルヴァン杯でもいいからプレーしてるムンちゃんをみたい。

 

31.ポープ ウィリアム

0試合 0分

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ポプ山のポプの方。

まずはこれに触れないわけにはいかないだろう。天皇杯3回戦鹿屋体育大戦。まさかまさかのロングバックパスを決められて全国ネットで晒されまくってたのは本当に可哀想でしかなかったが、エンタメとしてはとても面白かった(白目)

本人の名誉のためにちょっと書くとするならば、あのタイミングでゴールを空けてたのはポープがボケッとしてたのではなく、相手FWがカバーシャドウをして中央の岡野のコースを消しながら左CBの刀根にプレス。岡野のパスがやや後ろに流れたため刀根は多少慌ててバックパス。ポープは岡野の逆側のCBとしてプレスの逃げ道になるように準備していたから無人のゴールになってしまった。ちょっとしたズレで簡単に崩れちゃうのよね……って言い訳。

主にルヴァン杯で出場。出場機会だけでいえば序列は2番目だった。GS5節神戸戦では嬉しいプロ初勝利。伊佐スタでのホッとした笑顔、ステキだったなぁ。

プレーではセーブより足下の上手さが印象的。浮き球での配球は少な目だったが、グラウンダーで散らしは上手く、時たま見せるボランチへの楔とかをみるとヴェルディユースブランドはダテじゃない!って感じた。もっとサイドにつける事ができたら現代的なGKとして活躍できそう。

インスタグラムではリーグ戦終盤で畳み掛けるように高山さん家で上手そうな料理を食べてたりシーズンオフに一緒におでかけしてたりと、何かとウワサになってたポプ山。レンタル満了、岡山移籍の際には惜しむ声と共に高山の扶養から外れる心配が多かったのには笑った。多分今年は大分と岡山の間を取って山口あたりでイチャコラすると睨んでる。岡山で主力になって立派な正GKになってほしい。がんばれ!

 

次回はDF編!

 

写真は大分トリニータ公式HP大分トリニータオフィシャルTwitterより